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『塩の街』を読んだ。

以前書いた作家、有川浩のデビュー作であり電撃ゲーム大賞小説部門受賞作品、
塩の街―wish on my precious
塩の街―wish on my precious
有川 浩

を読みました。

とりあえず、設定がすごい。
ある日突然、塩化ナトリウムの巨大な結晶が地球に落ちてきたのをきっかけに、人間に「塩害」がはじまる―――

といっても、SFではありません。
これはれっきとした恋愛小説です。

続きはコチラ↓
「塩害」とは、人間があるときから徐々に塩になっていき、最期には塩の結晶となってしまう、ということ。

街には、塩の結晶が落ちてきたとたん自分も塩の結晶になった、元「人間」達であふれているのです。

そんな非日常を描くなかでの、少女・真奈と共に住む男・秋葉のまわりでおきる自然な出来事を通して物語はすすんでいきます。

真奈が出会う沢山の人々。
ただ一途に綺麗な海を目指す青年。
犯した罪と、はめられた運命に抗おうとする若者。
そして、真奈のために塩の結晶を壊そうとする男。

だれもかれも、愛しい。そう思わざるを得ません。
愛のために戦い、愛のために生きる。

それが、全然クサくなくて、むしろ美しい。切ない。



「世界が滅びようともこの愛が得られたのだから、それでいい」

そう考える人々は自己中心主義者か……。


否。
  お互いが愛し合えるならば、世界なんて関係ない。


物語の終わりにはそう考えられるようになっていました。




表紙の見返しの煽り文にもあるように、確かにものすごい文章力。
グイッと引き込まれて、ラストまで一気に読み通してしまいました。


物語の中には愛があふれていて、それでいて悲しくて切なくて綺麗。
読み終わったあと、真っ白なため息をほーっ、と吐く感じでした。

以前読んだ『海の底』とは全然違うけれど、どっちも大好きですね。
というか、こちらのほうが好きになりました。
私にとっての名作に、ランクインです。




次は、2作目の『空の中』を読むつもりです。
posted by: ゆいこ | | 18:20 | comments(1) | trackbacks(2) |

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コメント
 
2005/10/30 8:32 PM
Posted by: ゆうき
こんにちは。TBありがとうございました。
「IN MY BOOK」のゆうきです。
この本いいですよね〜。名作!
設定だけでもう、ノックアウトされちゃうくらい好きでした。
「空の中」はどちらかというと「海の底」のほうに近いですが、
3作とも、私は好きです。すっかり有川ファンになっちゃいました。
では!









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2005/10/30 8:29 PM
Posted by: IN MY BOOK by ゆうき
塩の街 有川浩
塩の街―wish on my precious有川 浩 メディアワークス 2004-02by G-Tools きたなあ。誰にでもオススメできる、ものすごい名作!とは言えませんけど、個人的にはかなりのツボだった! ある日、巨大な塩の結晶がふりそそぎ、世界は、塩に埋め尽くされた。人体が塩に
2005/11/06 8:37 PM
Posted by: 怪鳥の【ちょ〜『鈍速』飛行日誌】
『塩の街-withonmyprecious-』
『塩の街-withonmyprecious-』 有川浩/著(電撃文庫刊)『夜が明けて、御使い達はロトを促して言った。「立って、ここにいるあなたの妻と二人の娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義の為に滅ぼされるでしょう。逃れて、自分の命を救いなさい。