んー、なんていうかあっさり?
さっぱりしててそこそこ面白かったです。
そこそこね。
そんなに感動するかって言われるとちょい疑問ですが。
私の好みとしては原作の方が好きでした。
父親を殺してみたり、
宗教戦争の片鱗をのぞかせてみたり、
人種差別を取り上げてみたり、
人の罪について考えてみたり、
憎しみと幸福についてとか、
もう一人の自分とか、
本当に透明でちょっとウフフな友情だったり、
許しについてだったり…
という原作の深いところがだいぶ端折られていたのは残念でした。
が、子どもが見られる映画として成り立たせるには仕方がなかったのかな…ていう感じ。
原作は読んでて色んな本が浮かんできた。
父親殺しの『オイディプス王』であったり、
もう一人の陰の自分の『できそこないの青』であったり。
すごい現代を描いてて、食傷ぎみになりつつも、暗くて深くて好きだった。
まぁ、仕方がないのかな…
原作を知らないで見れば、それなりに意味わからないつつも楽しめる映画だったと感じます。
たぶん、そろそろテレビでやるよね?
声は、そこそこ良かったのでは?
松たか子もウェンツもそこそこOK。
個人的には常磐貴子のカッツはもっと張りのある声が良かったです。
で、見つけてしまいましたよ。
石田彰を。
彼は、乱暴でいじめっ子の6年生の悪ガキ大将、
『石岡』。
白地に赤の縦縞のズボンを穿いた、ちょいとおデブな目つきの悪い不良。
ハンサムで本当に超☆可愛かったミツルにむちゃくちゃ絡んでたアホな役です。
原作はちゃんと最後に救われてたけど、映画のほうではミツルが召還した写世(ヴィジョン)の魔物に喰われておしまいでした。…いいのか?
なんかねぇ、石田彰性格の悪い役だったよ。
でも、ピチピチした少年ではなくむしろ血液ドロドロ系だったので、無理してるようには聞こえませんでした。
ていうか、特に印象にも残りませんでした。笑
観てる途中で(あっ、石田彰だっ)と思ったけど、終わる頃には忘れてて、
エンドロールに名前見つけてやっと思い出したけど、
なんの役やってたか思い出せなくて何度も探した…
ていう程度の役。爆
ちなみに、最後のほうで、ミツルが自分との戦いに負けて昇天するのをワタルが抱きしめて名前を呼ぶシーンは最高に
ミツル×ワタルでしたねーvvv
結局映画は、現実に戻って、転校してきたミツルにワタルが駆け寄るところで終わるんだけど、そのシーン観た瞬間、あたしの頭には
♪僕らのプロローグ、このトキメキの〜物語〜♪
っていう、つだみきよ原作の『プリンセス・プリンセス』のアニメ主題歌が流れておりました。
うわー。
なんかねっ、映画が終わってからがミツワタの真骨頂だぞぅv、みたいな?
映画をみた友人たちが、ミツ×ワタ☆って騒いでた理由がやっと判ったよ。
これから、ミツワタ検索じゃい♪
では。